ゼラチンの安全性

安全性とアレルギー

ゼラチンは、古くから食品として利用されてきた安全性の高い素材です。ゼラチンのアミノ酸配列はどの動物種のもの
も非常に似ており、アレルゲン性は低いと考えられます。また、ゼラチンは、米国食品医薬品局(FDA)により、
安全性の高い成分としてGRAS(Generally Recognized as Safe,ID:9000-70-8)物質に承認されています。
また、国連食糧農業機関(FAO)・世界保健機関(WHO)合同食品規制委員会(36Session, Rotterdam, 22-26 March 2003)によって、1 日の摂取量に制限を設ける必要のない品目としても承認されています。日本国内では
ゼラチンを使用した食品にアレルゲンとしての表示が推奨されています。表示方法は「ゼラチン」となります。
下記は日本ゼラチン・コラーゲン工業組合のゼラチンアレルギーに関する詳細となります。
https://www.gmj.or.jp/topics/090225/090225.html

ニッピゼラチンの品質規格

    ゼラチンの品質規格は製造ロット毎の製品検査により担保されています。
    ゼラチンの試験法は用途により異なります。食品、医薬品および工業用途のゼラチンは、物性関係を主にJIS 法6)
    により、重金属、ヒ素等の純度試験を日本薬局方7)により、細菌試験を食品衛生法8)、日本薬局方により
    測定します。
               

ニッピゼラチンに使用する原料の安全性

当社では、豚皮・豚骨、牛皮・牛骨および魚皮・魚鱗を原料とするゼラチン・コラーゲンペプチド(ニッピぺプタイド)を製造・販売しております。これらの原料は全て食用に加工・処理された健康な生体の副産物です。これらの原料を
工業的な製造過程により精製、製品化しています。
 
牛由来原料の安全性について
牛皮は、その安全性について厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課長による通知「食安監発第0331006 号」
(平成16 年3 月31 日)により証明されています。
牛骨は、生物原料由来原料基準(平成15 年厚生労働省告示210 号)及び厚生労働省医薬食品局食品安全部長通知
「食安発第0116001 号」(平成16 年1 月16 日)に適合した、特定危険部位(Specified Risk Material : SRM)
(下垂体、胸腺、硬膜、三叉神経節、松果体、脊髄、脊柱骨、胎盤、頭骨、腸、脳、脳脊髄液、背混神経節、脾臓、
副腎、扁桃、眼、リンパ節)を除去した安全な原料が使用されています。                                   

ニッピゼラチンの原料種について

ニッピゼラチンは、お客様のニーズに合わせて牛・豚・魚を
起源原料種とした製品を取り扱っております。

ニッピゼラチンの持続性について

ニッピゼラチンの原料は牛、豚および魚由来で、人々の食生活に欠かせない動物を原料としています。ニッピゼラチンはこれら動物から副次的に得られる非食部位を加工精製することで得られる食品です。
それぞれの動物から得られる部位には様々な用途がありますが、本来は使用されない部位がゼラチンの原料となって
おります。よって、ゼラチンは持続可能な素材と言えます。
                                                                

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