バイオ・ケミカル事業部では、バイオマトリックス研究所の研究成果をもとに開発したさまざまな器材や試薬を提供しています。
製品ラインナップは、医療用のコラーゲンやゼラチンをはじめとして、ライフサイエンス研究試薬、細胞培養基材、破砕器具「バイオマッシャー」などの理化学機器ほか、多岐にわたります。今後も、バイオ関連製品の開発に積極的に取り組み、組織工学や再生医療などの分野において“未来を担う商品”の市場開拓を目指します。
バイオ製品総合カタログ
医療・研究用コラーゲン
バイオマトリックス研究所は、世界をリードするコラーゲン研究のパイオニアとして、半世紀以上にわたり最先端の研究を行ってきました。ニッピではこの実績ある技術を活用し、さまざまなコラーゲン関連製品を提供しています。
医療・研究用ゼラチン
クリーンルーム内で製造する低エンドトキシンのゼラチンです。ゲル化グレードの「メディゼラチンHMG-BP」と非ゲル化グレードの「ニッピハイグレードゼラチンAP」の2種類を取り扱っています。
iPS細胞培養基質
再生医療における多能性幹細胞培養基質として、極めて高性能な組換えヒトラミニンタンパク質の断片を製造し、国内外で広く活用されています。その販売を担うマトリクソーム社は、大阪大学との官民イノベーションプログラムの一環として、再生医療技術の推進政策に則って設立されました。
理化学機器製品
代表格は性能の高さで高評価を得ている「バイオマッシャー」<特許取得済み>です。使い切り型ホモジナイザーで、動植物組織からタンパク質、RNA、DNAを抽出する作業に適しています。また、バイオマッシャー用の電動撹拌機「パワーマッシャー」も開発しました。バイオマッシャーは多彩なラインナップを取り揃えており、用途によって最適なタイプを選べます。このほか、「FS・ロングチップ」などの理化学機器も取り扱っています。
研究用基材・試薬
研究用試薬として、生体内に近い環境での細胞培養を目的とした培養基材である「MatriMix」、タンパク質分解酵素である「Brightase」を取り扱っています。