当社がゼラチン事業に参入したのは、1932年の写真用途の研究に始まります。当時の写真フィルムの大半は輸入品
でしたが、皮の副産物(コラーゲン)の効率利用を目指していた当社は、高品質なゼラチンによる写真フィルムの
国産化に寄与してまいりました。1940年、静岡県富士宮市にゼラチン製造工場を設立し、戦後の精密光学製品の隆盛と軌を一にする写真フィルム需要の増大に呼応し、ゼラチンの生産量を高めていきました。その後、製造技術を革新し、
ゼラチンを低分子の高純度タンパク質に分解し、さらに水に溶かすことが可能なコラーゲンペプチド
(ニッピペプタイド®)を業界に先駆け開発しました。
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