地域・環境

地域社会との共生

「千住大橋駅周辺地区・地区まちづくり計画」への参画

豊かな暮らしを支えるまちづくり

ポンテグランデTOKYOの街区の概要図

ニッピの東京本社所在地周辺では、京成本線千住大橋駅前に広がる120,000㎡超の複合タウン構想「ポンテグランデTOKYO」地区再開発計画に取り組んでいます。「うるおい・活気・安全」なまちづくりの実現のため、地域の皆様とともに足立区、共同事業者と協力しながら順次推進しています。

ポンテグランデTOKYO

豊かな暮らしを支えるまちづくり

「ポンテグランデTOKYO」は、足立区が千住大橋駅周辺で進めている約693,000㎡のエリアリノベーション計画「千住大橋駅周辺地区・地区まちづくり計画」の区域内に位置する開発拠点地区です。
全体計画がめざす“うるおいと豊かさ”“活気とにぎわい”“安全でしっかりとした土台”となるまちづくりを実現するために、120,000㎡超の広大な開発地に、共同住宅を中心に、生活利便施設や医療福祉系施設を計画しました。
共同住宅、生活利便施設「ポンテポルタ千住」、千住大橋さくら公園や遊歩道、隅田川堤防の親水広場、駅前の交通広場、日光街道へとつながる都市計画道路が完成し、ゆとりと潤いにあふれる都市景観を創造しながら、機能的かつ安全で災害に強い都市デザインの実現に取り組んでいます。
「ポンテグランデTOKYO」のグラウンドデザインとしては、水辺の記憶を意識した「舫(もやい)」をキーワードを掲げて、「昔と未来」「空と緑・花」「川とまち」「風景と建物」「人と人」の5つの要素を「結ぶ」デザインを追求しています。さまざまな都市機能・生活利便を開発するとともに、街の美観を高めています。

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環境への取り組み

ニッピが目指す省エネルギー

国内では2011年の東日本大震災後、電力需給の逼迫に直面しました。従来からのコストや環境に重点を置いたエネルギーの使用の合理化に加え、現在では電力需給バランスを意識したエネルギー管理が求められています。ニッピでは、「エネルギーの使用の合理化等に関する法律(省エネ法)」に基づいて、エネルギー使用の合理化を図るための取り組みを積極的に行っております。

持続的に水を利用できる環境の創出

富士宮地区での環境への取り組み

ニッピの富士工場と富士宮工場では、製造過程で使用した排水を高度処理で浄化し、岳南排水路を介して海洋に放流しています。さらに、岳南地域の豊かな自然環境に配慮し、排水処理後の水質には法律が求める以上に厳しい自社基準を設け、管理値以下を維持することで水環境保全に努めています。
これを可能としているのが MBR(膜分離活性汚泥法)の設備です。
従来の排水処理過程(標準活性汚泥法)では、「活性汚泥」と呼ばれる微生物が汚水を分解し、その「活性汚泥」は沈殿槽で重力によって固液分離させ、さらに上澄水を処理していました。 新設備として導入した MBR(膜分離活性汚泥法)は、精密ろ過膜を用いて排水を強制的にろ過するため、これまで以上に清澄で高度に処理された排水が得られます。また、余剰汚泥は肥料として再利用しています。
水は欠かすことのできない大切な資源です。ニッピは適正な排水管理により環境負荷低減に取り組み、同時に持続的に水を利用できる環境の創出に貢献します。

教育支援の取り組み

地元小学校の職場見学

ニッピ富士宮工場では、地域における社会貢献の一環として、地元の小学校からの職場見学を受け入れています。
職場見学では、富士宮工場におけるコラーゲンケーシングなどの製造工程や製品を説明するだけでなく、質疑応答の時間も設定。小学生からの「工場での仕事の魅力」や「やりがい」などの質問に答えています。さらに、子どもたちの思い出に残る職場見学となるために、工場で製造したコラーゲンケーシングを使ったソーセージの試食も行っています。
今後も、地元の子どもたちにとって有意義な活動を通じて、地域からより信頼される企業を目指してまいります。

理科実験教室(出前授業)の実施

理科実験教室(出前授業) 写真

ニッピは、2007年よりバイオマトリックス研究所が中心となって「教育応援CSR活動」に取り組んできました。中でも、小学生を対象にした理科実験教室では、次のような内容で出前授業を行いました。

対象:小学生
テーマ:「体の中でも外でもだいかつやく!コラーゲンのひみつ」
内容:ゼラチンを使用した2つの実験を通してタンパク質の消化について学ぶとともに、牛や豚の骨に実際に触れながら体の中のコラーゲンの役割を学びます。

出前授業の取り組み以外にも、高校生をバイオマトリックス研究所に受け入れ、研究員と高校生が共に様々なテーマの実験や観察を行うなど、年間をとおして各地の学校・イベントで理科研究の楽しさを伝える活動を推進しています。