よくあるご質問

キーワードから検索

[iMatrix-511] 製品の純度はどの位ですか?
純度は95%以上です。
[iMatrix-511] ES/iPS細胞の培養に使用する場合に最適な培地は何ですか?
宮崎らの論文(Nat. Commun. 2012)では、mTeSR1, TeSR2 (Stem Cell Technologies)および StemPro hESC SFM (StemPro, Invitrogen)が使用されております。また、中川らの論文(Sci. rep. 2014)では、StemFit (Ajinomoto)が使用されており、いずれも良好な結果であったことが記載されております。
[iMatrix-511] iPS細胞培養時の最適なコーティング濃度はいくつですか?
最適なコーティング濃度は、細胞株によって異なります。初めに0.5μg/cm2からお試し頂き、0.1μg/cm2~1.5μg/cm2の間で、ご使用になる細胞株に最適な濃度をご検討ください。
[iMatrix-511] iMatrix-511を使用した場合の、ヒトiPS細胞の培養プロトコールを教えてください。
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)のホームページに≪フィーダーフリーでのヒトiPS細胞の樹立および維持培養≫としてiMatrix-511を使用した培養方法が掲載されています。
下記URLよりご覧になれますので、参考になさってください。

京都大学iPS細胞研究所 > 活動 > プロトコール
https://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/research/protocol.html
[iMatrix-511] iPS細胞の培養時にRock Inhibitor(Y-27632)は必要ですか?
中川らの論文(Sci. rep. 2014)では、継代時のみRock Inhibitorを添加し、培地交換の際には使用しないプロトコールが紹介されております。
[iMatrix-511] iPS細胞培養の際にシングルセルでの継代が可能ですか?
可能です。詳しくは、京都大学iPS細胞研究所のホームページ
≪フィーダーフリーでのヒトiPS細胞の樹立および維持培養≫
https://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/research/protocol.html
あるいは、中川らの論文をご覧ください。
A novel efficient feeder-free culture system for the derivation of human induced pluripotent stem cells
Masato Nakagawa, Yukimasa Taniguchi, Sho Senda, Nanako Takizawa, Tomoko Ichisaka, Kanako Asano, Asuka Morizane, Daisuke Doi, Jun Takahashi, Masatoshi Nishizawa, Yoshinori Yoshida, Taro Toyoda, Kenji Osafune, Kiyotoshi Sekiguchi & Shinya Yamanaka
Scientific Reports 4,Article number:3594doi:10.1038/srep03594
http://www.nature.com/srep/2014/140108/srep03594/full/srep03594.html?message-global=remove&WT.ec_id=SREP-20140114
[iMatrix-511] マウスのiPS細胞には使用できますか?
マウスiPS細胞での培養データが無く、お答えできません。
[iMatrix-511] マトリゲルとの違いは何でしょうか?
iMatrix-511は、iPS細胞の培養においてシングルセルでの継代が可能です。このため、マトリゲル上でのコロニー継代法と比較した場合には、30日後(5継代後)に約200倍以上の細胞を得ることができます。また、iMatrix-511は、高純度に精製したラミニン511断片ですので、他の不純物の影響がありません。
[iMatrix-511] iMatrix-511とiMatrix-511MGの製品の違いは何ですか?
iMatrix-511は試験研究用試薬です。iMatrix-511MGは、生物由来原料基準に適合した臨床グレードの製品です。
どちらの製品も主成分は、ラミニン511-E8タンパク質です。
iMatrix-511MGは、生物由来原料基準に適合するために、研究用試薬であるiMatrix-511に対して実施している無菌試験に加え、ウイルスの否定試験を行っています。
また、精製の工程においては、万が一ウイルスの混入があった場合にも除去ができるように、検証済みのウイルス除去工程を追加しています。
[iMatrix-511] iMatrix-511とiMatrix-511MGの製造原料は同じですか?

いずれもラミニン511-E8組み換えCHO-S細胞の培養上清を製造原料としています。

[iMatrix-511] iMatrix-511とiMatrix-511MGの製造方法に違いはありますか?
製造原料であるCHO-S細胞、製造に使用する原材料に違いはありません。
iMatrix-511MGは、生物由来原料基準に適合するために、研究用試薬であるiMatrix-511に対して実施している無菌試験に加え、ウイルスの否定試験を行っています。
また、精製の工程においては、万が一ウイルスの混入があった場合にも除去ができるように、検証済みのウイルス除去工程を追加しています。
[iMatrix-511] iMatrix-511MGは体内で使用することはできますか?
体内で使用することはできません。
iMatrix-511MGは、移植用に使用する細胞を体外で培養する際の足場として使用することができます。
iMatrix-511MGは、生物由来原料基準に適合した臨床グレードであり、医薬品ではありません。